マネジャーの最も大切な仕事・95%の人が見過ごす「小さな進捗」の力

マネジャーの最も大切な仕事・95%の人が見過ごす「小さな進捗」の力

マネジャーの最も大切な仕事・95%の人が見過ごす「小さな進捗」の力

テレサ・アマビール(著)スティーブン・クレイマー(著)
中竹 竜二(監修)樋口 武志(翻訳)
英治出版

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本の詳細

感情とは
難しい問題をついに解決したときに感じる喜びであり、
解決策がうまくいかなかったときのいら立ちであり、
戦略プランが役員会で却下されたときの落胆であり、

会社のミーティングで
同僚から自分の創造性を讃えられたときの誇りであり、
重要な情報を探すのを手伝ってくれた
アシスタントへの感謝であり、

別のチームのミスが原因で
自分たちの部下たちが目標を達成できなかったことを
知ったときの怒りだ。

そしてまた感情とは、
すべてがうまくいっているように見える日に感じる
全体的にポジティブな気分のことでもあり、

一日が失敗から始まり、
そこからどんどん悪化していくときに
感じるネガティブな気分のことでもある。

感情は二つの主要な次元を揺れ動いている。
「快・不快」と「強度」が変数だ。

定期的に運動をしている人は
ジムを出るたびに少しだけ幸せになり、
ジムに行っていなかった日々よりも
幸せな状態が続いていく。

同じように、
繰り返し上司の優柔不断を目にするプロダクト・マネジャーは
チームに参加していなかった日々よりも
上司に対する見方を
よりマイナスなものに育てていくだろう。

小さなポジティブな出来事や
ネガティブな出来事は、
心を上向かせも落ち込ませもする
ちょっとした加速装置なのである。

人のマネジメントにあたっては、
小さな出来事に
しっかり気を払う必要がある。

各企業の内部をつぶさに追跡した
私たちの調査が解き明かしていたのは、

進捗をサポートすることが
日々の社員のモチベーションを高める
最善の方法であるということだった。

たとえ進捗が小さなものであったとしてもだ。

しかし先ほどのマネジャーたちは
「進捗をサポートすること」を
モチベーションを高める要素として
最下位にランクづけしていた。

マネジャーの最も大切な仕事は、
チームや部下にとってやりがいのある仕事が
少しでも前に進むように
毎日支援すること。

そこに尽きる、と著者は語ります。

しかし、そのほとんどが見過ごされており、
そして進捗を支援することが
マネジャーにとって、とても難しいことなのだと、
本書を読むと、気づかされます。

メンバーの創造性や生産性、
モチベーションや同僚性が高まる
「進捗の法則」をもとに
職場での問題を解決していきます。

目次

序章 35年の研究から導き出した「マネジメントの新常識」

第1章 組織の最前線の風景から
 世界的メーカーの破滅への道のり
第2章 インナーワークライフ
 認識と感情とモチベーションの相互作用
第3章 インナーワークライフ効果
 創造性と生産性が高まる
第4章 「進捗の法則」の発見
 マネジャーにとって最も大切な仕事
第5章 進捗の法則
 やりがいのある仕事が前に進むよう支援する
第6章 触媒ファクター
 仕事がうまくいくよう支援する
第7章 栄養ファクター
 人が気持ちよく働けるよう支援する
第8章 進捗チェックリスト
 好循環を維持し、悪循環を断ち切る
終章 マネジャー自身のインナーワークライフ

付録 1万2000の日誌調査について

 
マネジャーの最も大切な仕事・95%の人が見過ごす「小さな進捗」の力

マネジャーの最も大切な仕事・95%の人が見過ごす「小さな進捗」の力

テレサ・アマビール(著)スティーブン・クレイマー(著)
中竹 竜二(監修)樋口 武志(翻訳)
英治出版

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