自衛隊メンタル教官が教えてきた 自信がある人に変わるたった1つの方法

自衛隊メンタル教官が教えてきた 自信がある人に変わるたった1つの方法

自衛隊メンタル教官が教えてきた 自信がある人に変わるたった1つの方法

下園壮太(著)
朝日新聞出版

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本の詳細

さて、皆さんは自信がない人、ない時と聞いて、どんなことを思い浮かべるでしょうか。

自信がない人は、何事にも引っ込み思案になりがちです。

その背景にはいろいろな気持ちがありますが、多く見られるのは失敗を過度に恐れる傾向です。

どうしてそんなに失敗することを恐れるのかをゆっくり聞いてみると、次のような2つの特徴があるようです。

1つは、失敗を大きく捉えすぎです。自分の人生がそれでだめになるかのような印象を持ってしまいます。多くは不安が強いからでしょう。

もう1つは、失敗する不安もさることながら、そのことで周囲にバカにされるのを恐れる気持ちが大きいのです。失敗して目立ちたくないのです。

これまでの方法で、あなたの自信回復作戦がうまくいかなかったのは、自信の「本当のメカニズム」とその「ケアの方法」を知らなかったからなのです。

自信とは、記憶に基づいたイメージなのです。

通常自身というと、自分のイメージだけを考えがちですが、自分だけでなく体験や課題に対するイメージとの相対的な関係で、「自信」が決まって来ます。

自信が「ある」とは、自己イメージが、課題のイメージより大きい状態です。

「このままの自分でも、この課題は何とかうまく乗りこえられそう、やっていけそう」という感覚を持てます。自己イメージが小さい場合は、3段階に分かれます。小さくてもそれほど差がない場合は、課題に取り組もう、がんばろうという意欲がわきます。差が大きくなるに従い「今のままでは、大変なことになる」という不安が大きくなります。そしてその差があるレベルを超えて大きくなると、その課題を避けよう、逃れようとする心が働きます。

目次

はじめに
本書の読み方(本書の狙い、目標、構成)

第1章 なんとなく自信がない日本人

  • 自信がない人の特徴
  • 一方で自信がない人の本質は
  • 日本人の自信が危ない

第2章 3つの自信

  • 自信とはイメージ
  • 第1の自信
  • 第2の自信
     体が五体満足でなくなる
     機能がなくなる、低下する
     自分の感情や行動をコントロールできない
     これまでの生き方の信念が通用しない
     資産がなくなること(生きていけないと感じるほど)
  • 第3の自信

第3章 日本人の自信のなさは第2・第3の自信の低下

  • Aさんのケース
  • 第2、第3の自信低下は第1では補いにくい
  • ないものを補おうとして何かに「ハマる」傾向
  • 悲惨な出来事の対応にヒントが
  • 災害現場での自衛隊員を、どうケアしてきたか

第4章 読むだけで心が軽くなる 自信サプリ1「原始人視点」

  • 効く症状
  • 原始人の心
  • どうしてやる気がわかないのか、がんばれないのか
  • 「うつスイッチ」が入ると起きること
  • 「感情のシステム」による増幅機能
  • 自信低下の一番の原因は「うつ」
  • ネット社会が自信低下を促進している
  • どうしてこうもささいなことで悩んでしまうのか
  • どうしてすぐに成長できないのか?

第5章 読むだけで心が軽くなる 自信サプリ2「日本人視点」

  • 効く症状
  • 結果がすべてか
  • 「不安がり」は日本人の長所
  • 日本は「察し」の文化だから、自分の意見を主張できなくても仕方ない
  • 長期目標を持つべきなのか?
  • 長期目標、短期目標、それぞれに合う人がいる
  • 自衛隊で教えられた「状況判断は継続的に行え」の意味
  • 現代の日本で「自分探し」が増えている理由

第6章 読むだけで心が軽くなる 自信サプリ3「大人・子供視点」

  • 効く症状
  • まじめで優秀な人ほど自信が低下する謎
  • 「子供の心の強さ」とは何か
  • 子供時代は「程度」はあまり教えられない
  • 「成功本」を読んで自分を責める、真面目な日本人
  • 継続できないと、堕落してしまうと考える
  • 「いつも我慢してしまう心」の奥底にあるもの
  • 目標は高く持つべき、という自分への厳しさがもたらすもの
  • 他人に対する怒りが強い人は「他人には優しく、自分にはもっと優しく」
  • 等身大の自信は、「自分に無理な要求をしない」ことで身に付く

第7章 自信がある人に変わるたった1つの方法

  • 「サイコーの評価法」
  • 良いところの探し方
     部分成果
     プロセス成果
     副次効果
     「良いところ探し」
     「40回400回の原則」
     トレーニング上の注意です

第8章 底堅い自信のための目標設定術

  • 無意識目標、無意識評価を卒業する
  • 無意識目標の癖を知ろう
     癖その1:すべての価値観からマイナス評価が出やすい
     癖その2:全体評価が優先される
     癖その3:目標の変更をさせない、特に方向転換
     癖その4:方向性を誤る
     癖その5:失敗すること、行動しないことで自分を守ろうとする
  • 自己評価を上げる目標術
     まずは当面の目標を意識する
     「片づけられない人」を脱する方法
  • 合格目標・おまけ目標(必要性からの検討)
  • 7〜3バランス目標(可能性検討)
     目標の程度を設定する時のバランス(可能性検討)
     モデル目標で「できそう感」をイメージ
     自分を変えようとする時の7〜3バランス目標
  • 長期目標も上手に「意識」(「今日の目標」)

第9章 自信育成スキルを基礎から練習する

  • 自信の基礎体力から鍛えたい場合
  • 「呼吸法」をつかったチャレンジ課題
  • チャレンジのスタートは身体関係、第2の自信系から

おわりに

 
自衛隊メンタル教官が教えてきた 自信がある人に変わるたった1つの方法

自衛隊メンタル教官が教えてきた 自信がある人に変わるたった1つの方法

下園壮太(著)
朝日新聞出版

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