ビジネスファッションルール 武器としての服装術

ビジネスファッションルール 武器としての服装術

ビジネスファッションルール 武器としての服装術

大森 ひとみ(著)
ディスカヴァー・トゥエンティワン

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本の詳細

ビジネスの場では、服装は単なるおしゃれやファッションではなく、ひとつの戦略だということです。

どのように装えば、表現したい自分を相手に効果的に伝えることができるか、自分を選んでもらうにはどうしたらよいか – まさに自分マーケティングです。

外見を重要なマーケティング・マターととらえ、
「選ばれる自分」を積極的にプロデュースしていくのです。

商品やサービスの差別化がむずかしい時代になればなるほど、
顧客はもれなくセットでついてくる「あなたの魅力」とともに商品やサービスを買っています。

大きな契約や高額商品ともなれば、その意思決定は会社の信用はもちろんのこと、それを扱う個人の魅力に依存していることが多いのです。

では、製作や事務など、
ほとんど外部の人と接することのない内勤の仕事なら、
そうした戦略は必要ないかというと、そんなことはありません。

だらしのない、あるいは、
その場にあまりにも不適切な華美な服装をする人が一人いるだけで、
周囲の人は不快になり、落ち着かなくなります。

服装を整えることは単なる自己満足ではなく、
相手への敬意の表れであり、思いやりであることを忘れてはなりません。

いずれにしろ、私たちは、
人が、どのような服装を選択し、
どう着こなしているかによって、

知らず知らずのうちに、
その人のキャリア、ポジション、
ビジネスへの取り組み方、
時代を読むセンス、
パーソナリティまでをも読み取っているものです。

服装は、相手があなたを見極める
ひとつのファクターになっていることを肝に銘じてください。

  • スカートスーツとパンツスーツはどちらが評判がよいか?
  • ビジネスの場で許容されるスーツの色は、どんな色か?
  • 黒のストッキングやタイツは履いてもよいか?
  • 夏場の素足は許されるか?
  • ファッショントレンドはどの程度取り入れるべきか?

イメージコンサルタントとして
国際協会、最高位マスターの資格を持つ著者が伝える、
戦略としてのビジネスファッション。

ファッション誌は決して教えてくれない
「72のルール」を学びます。

目次

はじめに

第1章 ビジネス戦略としてのファッション

 1 服装はファッションではなく、ビジネス戦略の武器です。
 2 ビジネスのグローバル化の中で、
  インプレッション・マネジメントが重要になってきています。
 3 インプレッション・マネジメントのために知っておきたい
  三つの基本データ
 4 ビジネス戦略のツールとしての服装術には、
  三つのグランドルールがあります。
 5 グランドルール(1)会社のドレスコードに準じた服装であること
 6 グランドルール(2)相手の期待に応える服装であること
 7 グランドルール(3)稼げる服装であること
 8 誰も何も言わないからといって、
  あなたが勘違いした装いをしていないとは限りません。

第2章 ビジネスファッションの基本ルール

  9 まずは、自分の”ファッション感覚”を
  チェックしてみましょう。
 10 ビジネススタイルの基本は、性差のないスカートスーツです。
 11 三つの代表的なビジネススーツ・スタイル
  ただし、パンツスーツにはリスクもあります。
 12 スーツの色は紺とグレーが基本です。
 13 スーツの素材はウールが基本。柄は、無地かストライプ。
 14 ジャケットの襟の形で、印象は変わります。
 15 インナーは、白、オフホワイト、ベージュ、ペールカラーが
  基本。柄は、無地かストライプ柄を選びます。
 16 インナーの素材は、透けないもの、厚すぎないもの。
  セクシーにならないデザインが基本です。
 17 ビジネスには、控えめな古典柄。アニマル、花柄、
  大胆な幾何学模様は向きません。
 18 ビジネスシーンには向かない服装かどうかは、
  男性がそのスタイルをするかどうか、で判断します。
 19 ビジネスシーンの三大危機アイテム!
  ああ、大好きなミニスカート、レギンス、柄タイツが……
 20 ワンピースには、ビジネスに向くワンピースと
  向かないワンピースがあります。
 21 男性と女性では、服装に対する視点が大きく異なります。
  男性視点での判断が必要です。
 22 雑誌やサイトのオフィスファッションに惑わされてはいけません。
 23 ショッピングのルール。単品で買わないこと。スーツ、
  もしくは、ジャケットとボトムス、インナーを揃えて買います。
 24 ワードローブの基本ルール。「1 + 2 + 3 = 8の法則」が
  毎日のコーディネートを楽にします。
 25 コーディネートの基本は、自分に似合うブランドを絞り込むこと。
 26 てっとり早くお手本を探すなら、
  ニュースキャスターの服装にヒントがあります。

第3章 シーン別ビジネスファッション・ルール

 27 ビジネススタイルは、TPOの3乗で決めます。
 28 キャリアアップのための面接は、
  志望先の会社の社員や幹部の服装を研究してから臨みます。
 29 プレゼンでは、ダークカラーやストライプなど、
  シャープな服装が効果的です。
 30 謝罪では、相手を刺激しないことを第一に、
 持っている中でいちばん地味に見えるスーツを選びます。
 31 ビジネスランチは、上質でスタイリッシュなスーツで
  印象づけます。ビジネスディナーは、アクセサリーを
  上手に使ってグレード感を演出します。
 32 ビジネスパーティの案内の「平服でお越し下さい」の
  「平服」は、「ふだん着」のことではありません。
 33 ドレスコードに、「ダークスーツ」とあれば、
  リトルブラックドレス、「ブラックタイ」とあれば、
  露出の少ないフルレングスのドレスを。
 34 「ダークスーツ」「ブラックタイ」の靴とバッグは、
  どんなに高級でも皮革は避けます。
 35 式典など、ビジネスフォーマルな場では、
  濃紺のスカートスーツにシルクのブラウス、
  ナチュラルストッキングに黒のパンプス。
 36 初対面や商談では、夏でも、ジャケットがマスト。
  役職の証明となります。
 37 日本は全般に、ビジネスカジュアルですが、
  女性のカジュアルな服装は不利です。

第4章 職業別ファッション・ルール

 38 職業にふさわしいファッション・ルールがあります。
 39 金融、製造、メーカーなら、
  トラディショナルでコンサバティブなスタイルを。
 40 政治家、評論家、経営コンサルタントなら、
  主張が強くドラマチックなスタイルを!
 41 地方公務員、教師、スポーツインストラクター、
  福祉関連なら、親しみやすいスポーティなスタイルを!
 42 メディア、広告、デザイン、ファッション、美容関係なら、
  クリエイティブで自由さを重視するファッショナブルなスタイルを!

第5章 エグゼクティブのビジネスファッション・ルール

 43 エグゼクティブの服装が、企業文化や理念を体現する時代です。
 44 エグゼクティブとエグゼクティブを目指す人には、
  ジャストフィットの完璧なスーツが必須です。
 45 エグゼクティブのスーツのキーワードは、上品、上質、上級です。
 46 エグゼクティブを目指す人のビジネスファッションに、
  「カワイイ」はマイナスです。
 47 役員昇進とともに、ファッションスタイルも一新します。
 48 服装を変えただけで、男性取締役陣からの見る目が変わった!
  パート社員から抜擢された取締役のケース
 49 トップになったら、服装も変えなければなりません。
 50 世界のエグゼクティブから、
  エグゼクティブ・ファッションスタイルが学べます。
 51 ファッションの女王、アナ・ウィンターのスタイルは、
  一般ビジネスの社会では真似できません。
 52 日本の大先輩のファッションからは、
  日本女性らしい気品の表現が学べます。

第6章 ビジネスファッションのグローバル・スタンダード

 53 グローバリゼーションの中で、相手の国、
  地域、文化を理解し、期待に応えるファッション戦略が
  必要になってきています。
 54 ファッションにおけるこれからのグローバルスタンダードは
  従来の欧米スタイル一辺倒ではなくなります。
 55 シンガポールを除く多くのアジア諸国では、
  まだ、ドレスコードは確立していません。
 56 相手企業の文化を受け入れつつも、日本人としての
  洗練された着こなし、日本企業のアイデンティティを
  保つことが大切です。

第7章 アイテム別ビジネスファッション・ルール

 57 ジャケットのルール:長袖。素材は一年を通してウール。
 58 スカートのルール:シンプルなストレートラインで、
  丈はひざが隠れる長さ。
 59 パンツのルール:フルレングスのストレートパンツが基本です
 60 シャツ、ブラウス、インナーのルール:
  手入れが楽で、肌の露出の少ないものが基本です。
 61 ワンピースのルール:
  ビジネスタイプのワンピース、またはワンピーススーツでも、
  フォーマルシーン以外には向きません。
 62 セーターのルール:
  セーターが許されるのは、ウォームビズとして、
  ジャケットのインナーに着る場合だけです。
 63 スカーフのルール:
  グレードを上げ、ステイタスを感じさせる
  スカーフでなければ、つける意味はありません。
 64 シューズのルール:
  三〜五センチの太めのヒールのパンプスが基本です。
 65 靴下のルール:ナチュラルストッキングが基本。
  いつも、予備を一足、バッグの中に携帯しましょう。
 66 コートと手袋のルール:コートはコンサバティブ、
  長く着られる上質なものを選びます。
 67 アクセサリーのルール:目立ちすぎず、
  服装と調和する上質なアクセサリーで、キャリアを示します。
 68 バッグとビジネスの小物のルール:バッグはA4サイズの
  書類の入る皮革製。小物でステイタスを。

第8章 ビジネスカラーのルール

 69 色が発するメッセージを理解し、
  インプレッション・マネジメントに活かします。
 70 一般に、ビジネスに適した色とされるのは、
  ネイビー、グレー、ブルー、ベージュです。
 71 エグゼクティブに人気の赤とオフホワイト
 72 ビジネスシーンでは以外と不評、ブラウンとブラック

  あとがき

 
ビジネスファッションルール 武器としての服装術

ビジネスファッションルール 武器としての服装術

大森 ひとみ(著)
ディスカヴァー・トゥエンティワン

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