松下直子(著)
同文館出版
本の詳細
どうすれば、「問題社員」を採らずにすむのか?
現場から、「いい人を採用してくれてありがとう」と言われるには?
「採用担当者の悩み」を解決する手引書!
- 人事部門が、もし自社にとって「採用してはならない人」を誤って採用してしまうと、まずその人物の生涯賃金約2億円分の損失となるが、採用ミスによる損失はそれだけに留まらない。
- 採用のミスマッチは、組織の使命である「続くこと」、すなわち企業存続すら阻害することもある。また、企業にとってのトラブルメーカーは、社内の人間の「時間泥棒」にもなりかねず、ひいては“企業ブランド”を傷つけることにもなる。
- では、採用のミスマッチをなくし、現場から「いい人を採用してくれてありがとう!」と言われるためには、どうすればいいのか。
- 自社にとっての「問題社員」を、書類選考で、面接で、筆記試験で、グループディスカッションで見きわめるノウハウの数々をわかりやすく解説する。
目次
1章 もし、問題社員を採用してしまうと
- 生涯賃金2億円の損失だけではすまない採用ミス
- 採用ミスは、トッププレイヤーの仕事を阻害する
- 採用ミスは、職場メンバーの時間を食い潰す
- 採用ミスは、企業ブランドを傷つける
- 採用ミスは、現場の人事に対する信用を失墜させる
2章 問題社員の共通点とは
- 他者否定、自己否定の「精神的こども(1)」パターン
- 基本的な社会人生活に支障をきたす「精神的こども(2)」パターン
- いわれたことしかできない指示待ち、受身パターン
- まわりにかまってもらえない面倒くさいパターン
- 熱心だが結果を出せない空回りパターン
- 問題社員の真の共通点
3章 問題社員を入口段階で見きわめよう
- 片付け」の”捨て方”と、採用の”落とし方”は違う
- 採用に主観が入ってしまう理由
- 問題社員は、こうして採用試験を潜り抜ける
- 今どきの人事担当者の苦悩
- そもそも、人が人を見極めることは可能か
4章 書類選考で見きわめよう
- 価値観検査で見抜けなかった理由
- 気質・性格検査で見抜けなかった理由
- ストレス検査で見抜けなかった理由
- 認知をこう問えば、書類で問題社員が見きわめられる
5章 面接で見きわめよう
- 現場社員の面接で見抜けなかった理由
- これまでの面接シートで見抜けなかった理由
- 役員面接では見きわめなくてもいい
- コミュニケーション力を見るための面接では、問題社員は見きわめられない
- 過去と現在をこう問えば、面接で問題社員が見きわめられる
6章 筆記試験で見きわめよう
- 出身校の偏差値で見抜けなかった理由
- 公務員試験型テストで見抜けなかった理由
- 外部の業者に試験委託して見抜けなかった理由
- 筆記試験の目的
- 職場にあるものを使って、試験で問題社員が見きわめられる
7章 グループディスカッションで見きわめよう
- メンタル不調に続く、人事パーソンの悩みごと
- グループディスカッションは対策をうたれている
- グループディスカッションで”ガキ大将”を採用してしまった会社
- グループディスカッションで応募者を学習させる自治体
- 選考ステップを先に決めると失敗する
8章 採用のミスマッチをなくすために
- こんなところからでも、まだまだ見きわめられる
- 採用担当者も、応募者から「見られている」
- 会社から認められている採用担当者とは
- アマチュア採用担当者、スペシャリスト採用担当者、プロ採用担当者の違い
- 採用担当者としての自身と誇りと責任
松下直子(著)
同文館出版