モバイルボヘミアン 旅するように働き、生きるには

モバイルボヘミアン 旅するように働き、生きるには

モバイルボヘミアン 旅するように働き、生きるには

本田直之、四角大輔(著)
ライツ社

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本の詳細

20年前のころのぼくには、会社に対して抱えた違和感のかたまりを自分の力で壊すことはできなかった。ただ、この段階で文句を言っている人に共感することもできなかった。会社をわずらわしいと思っているのは、人のせいにしているだけだろう?と。

ただ、間違いなかったのは、自分にまだスキルがなかったこと、何者でもなかったこと。ということは自分に必ず原因があるのだろう、ということ。

テクノロジーの進化は目覚ましく、世の中が劇的に便利になっていくことは目に見えていた。それなのに、便利になって削減されるはずの時間をまた別の仕事に当ててしまい、結果的に働く時間が増えてしまっているとしたら本末転倒だ。

だからぼくは、自分が会社に向いていないだけ、であって。愚痴を言う前に、組織に縛られずに生きていくにはどうすればいいか、を考えるようになった。自分の人生を有効に使うにはどうすればいいのか、より具体的に、より計画的に。

その言葉は陳腐化してしまった。カフェで仕事をする人=ノマドワーカーというように、オフィスに行かずに働くというただそれだけの「小さな仕事のテクニック」のような話になってしまった。

ノマドワーカーを「どこにいても仕事ができる人」とするならば、モバイルボヘミアンはそこに加えて、「仕事とプライベートの境がなくなってきている状態」を指す。旅するように生き、だれにも縛られずに自由に生きていける、究極の生き方と言えるだろう。

理想でも願望でもなく、人生を自分の手に取り戻す「現実的」な手段こそが「モバイルボヘミアン」という生き方であり、考え方であると著者は語ります。

モバイルボヘミアンとは「好きなこと」を中心に据えながら、旅するように働き、暮らす、自由な生き方のこと。

特別ではなく、多くの人と同じ「会社員」だった2人はどうやって、場所にも、時間にも、会社にも、だれにも縛られない自由なライフスタイルを手にしたのか。

10年近く、まるで兄弟のように深い交流を続けてきた著者・本田直之氏と四角大輔氏が、20代の頃から20年以上の歳月をかけ、実験し続けてきた「生き方」と「考え方」をまとめた、まさに集大成となる一冊です。

目次

Introduction
自分を「モバイル」させる力が
あなたをどこまでも「自由」にする

・今の働き方をあと何十年も続けてはいけない
・ぼくたちは「ノマドライフ」の次のフェーズへ
・時間に「投資」しなければ、自分の時間は取り戻せない
・iPhoneひとつが、働き方を次々に変えはじめている
・モバイルボヘミアンとはなにか?
・だれかの真似をするのではなく、自分で生き方を考えるためにこの本がある

Step 1
これからの時代はなぜモバイルボヘミアンなのか?

・ぼくたちは、すでに場所と時間から解放されている
・そして、「会社」から「個人」が解放される
・結果、あなたはもう「1つの収入源」に依存しなくてよくなる
・個人として自由に働く人が「異端」ではなく「スタンダード」になる時代へ
・モバイルテクノロジーを使えない人が「損」する格差社会へ

Step 2
モバイルボヘミアンの生き方を知る

・1 ワークスタイルではなく、 ライフスタイルを基準に住む場所を選ぶ
・2 旅するように生きる
・3 仕事とプライベートの垣根をなくす
・4 ライフスタイル×旅×ビジネスを掛け合わせて、オリジナルな個人になる

Step 3
会社員からモバイルボヘミアンになるには

・モバイルボヘミアンは「だれもが目指せる」が「すぐにはなれない」
・1 「ミニマムライフコスト」を把握する
 — お金から自由になり、リスクをとる勇気を得る —
・2 人生の「インフラ」となる経験を蓄積する
 — 何者かになれるスキルを手にする —
・3 「SNS×マニアックメディア」で発信力を確保する
 — オリジナルコンテンツをつくる —
・4 好きの徹底追求と発信で、「個人ブランド」を確立する
 — アーティストのように生きる —
・5 「ベーシックインカム」を自分でつくる
 — 「複数の小口収入」と「スキル交換」という働き方 —
・6 「旅」そのものを、生活にし、仕事にする
 — 本来の自分を取り戻し、究極の自由を手にする —
・7 自分の意思で人生を「デザイン」する
 — 「まとも」や「常識」に縛られすぎない —

Step 4
モバイルボヘミアンに向いている人、向いていない人

この生き方はだれでも実現できるが、だれしもに向いているわけではない
・1 ○「クリエイティブ」に考えられる人
・ ×「自由」が苦手な人
・2 ○「実験」し続けることができる人
・ ×「変化」を恐れる人
・3 ○「プロの個人」として生きたいと思う人
・ ×「時間労働者」のままいたい人
・4 ○「セルフマネジメント」ができる人
・ ×お金にも時間にもだらしない人

Step 5
モバイルボヘミアンとして生きるために
整えておくべき3つのこと

・1 ギアを装備する
 — なにを基準に選び、捨てるのか? —
・2 テクノロジーを味方につける
 — どれだけ効率化できるか? —
・3 メンタルと肉体をメンテナンスする
 — 移動に耐える心身をつくるには? —

Epilogue
ぼくたちは
どこまでも自由になれる

もしぼくたちが今20代だったら、これからどんな生き方をするか?
日本人は、モバイルボヘミアンという生き方をもっとも実践できる民族である
この本を読んだあと、最初にしてもらいたいこと
あなたは1人じゃない。ぼくたちは世界のどこかで必ず会える

 
モバイルボヘミアン 旅するように働き、生きるには

モバイルボヘミアン 旅するように働き、生きるには

本田直之、四角大輔(著)
ライツ社

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