前向きな不満があなたを変える – 私が普通のOLからドクターシーラボの社長になった理由
石原智美
ダイヤモンド社
本の詳細
これは、仕事の姿勢についても言えることです。やろうと決意するよりも、その気持ちを持ち続けることのほうがはるかに難しい。けれども、持ち続けなければ成果は上げられないでしょう。
ですから、自分なりの姿勢を獲得したら、私自身それを片時も忘れないようにたえず意識しています。また、自分をより良く変えていくために心がけているシンプルなコツがあります。
それは、現状に「前向きな不満」を持つということ。すなわち、つねに「これでいいのか?」と満足することなく反芻する癖をつけることです。
自分の置かれている状況に前向きな不満を持ち、その状況をより良く変えようとすることによって、初めて創意工夫が生まれてきます。小さな改善や改革の一歩がもたらされるようになります。その繰り返しによって、どんな仕事も「ルーティンワーク」などとは呼べないような限りない価値を生み出す可能性を秘めているものだと私は考えています。
実際に試してみればよくわかるのですが、前向きな不満を持つようにすると、普段の考え方や行動が変わってきます。現状をより良くしようと考えれば、それが行動をおこすための原動力になるはずです。自分に安易にOKを出さないようにすれば、多少のことではあきらめない力が身につくようにもなるはずです。物事の捉え方も自然と柔軟になっていくのではないでしょうか。
目次
プロローグ 前向きな不満があなたを変える
- 普通のOLだった私が上場企業の社長へ
- 夢や目標に向かって歩き始めよう!
- 自分を変える第一歩は、姿勢を身につけること
- 仕事の姿勢1 – 目指すものを形にしようとする情熱
- 仕事の姿勢2 – すぐにやる、60点でもやる行動力
- 仕事の姿勢3 – お客様の気持ちを最優先する志
- 現状を安易に受け入れないことが大切
第1章 夢をかなえるチャンスはいつも目の前にある
- 肌トラブルに悩む女性を美しくしたい
- たった3人で開業した小さなクリニック
- アクセルとブレーキの役割分担
- 最新の美容医療を広めるということ
- 院内処方から生まれたスキンケア用品
- 試行錯誤を重ねた試作品づくり
- ビジネスに無駄な経験など1つもない
- 天職は経験してみないとわからない
第2章 まずはあきらめないことから始めよう
- 目の前の不安を解消するためのヒント
- コツコツと集めた7000人の肌データ
- 化粧水、乳液、美容液… どうして別々なの?
- 決して妥協できなかった商品づくり
- 心が折れそうなときに聞こえた「神の声」
- アクアコラーゲンゲルがついに誕生!
- 感謝の気持ちを片時も忘れないようにする
- 「楽しむ努力」と「タフな精神力」
- 自己実現の近道は、最後まであきらめないこと
第3章 失敗を恐れない、60点でもいいから挑戦しよう
- 行動してみなければ結果はわからない
- 門前払いも何のその、商品に自信があった
- クリニックの経験をPRに活かす
- 1年おきに引っ越しを繰り返した理由
- 素人発想が招いた欠品という事態
- 知識なし、経験なしで始めた飛び込み営業
- 「スキンケアって、売れないんだよね」
- 「空き広告」が運んでくれた女神の微笑
- 憧れのコスメ専門店「セフォラ」へ出店!
- スキンケアフロアの売上ナンバー1に輝く
- バラエティショップから百貨店へ進出
- 行列を500人つくる! 銀座本店オープン
- 周りの人たちをどのように巻き込むか
- 正しい行動には正しい情報こそ不可欠
第4章 試練を乗り越えれば結果は必ずついてくる
- 父が教えてくれた人生観
- ジャスダック上場直前に長女を出産
- 妊娠の最中に訪れた姉の死
- いざ海外進出! 香港に1号店をオープン
- ハワイ限定の商品が日本でも話題となる
- 信頼をつかむために東証一部上場へ
- 社長になってわかった「人財」の意味
- 人を育てる秘訣は、認めて任せて見届ける
- 相手の「人となり」を見抜く質問術
- ベンチャー精神を持ち続けてほしい
第5章 仕事で自己実現をとげるシンプルな考え方
- 「清く正しく美しく」がビジネスの大前提
- あなたは自社の商品を愛していますか?
- 「攻め」と「守り」のバランスを考えよう
- 仕事と家庭を無理なく両立させる秘訣
- 笑顔を絶やさない大らかさを持とう
- 輝きながら働く人こそ「美肌人」
- 竹のようにしなやかに、美しくあれ!
エピローグ 夢を追い続ける姿勢を大切にする
- 私とドクターシーラボのミッション
- 重力に逆らえる化粧品をつくりたい
- 新たなメディカル市場を創出する
前向きな不満があなたを変える – 私が普通のOLからドクターシーラボの社長になった理由
石原智美
ダイヤモンド社