鈴木義幸(著)
日本実業出版社
この本の詳細
部下が思うように動いてくれない
子どもが親の言うことを聞かない
チームのモチベーションが上がらない
‥‥こんな悩みを解消するアクノレッジメント = 存在承認
ほめる、認める技術をマスターして
人を動かす人になる!
「どうすれば人は動くのか」上司や親、チームリーダーなどの立場にいる人にとって、常に悩みのタネでしょう。人は、他人から指示される「他己説得」より、自分自身を説得する「自己説得」のほうが、早く目的地に到達できます。質問を投げかけ、本人が答えを考えるように導くことが大切です。そのさいに有効な手法が「アクノレッジメント(存在承認)」。相手をほめ、認め、声をかけ続けることです。
相手を認め、ほめ、動かす。それが「アクノレッジメント」という概念です。
自分の存在を認められたと感じたとき、人は認めてくれた人のために動こうとします。だからこそ「存在を承認している」ということを、言葉や態度で伝える技術が必要になってきます。タイトルとなっている「ほめる」は、その技術の代表的なものです。
本書は、コーチングのプロである著者が「効果的にほめる」ために日頃から必要なコミュニケーションの技術を紹介。 ビジネスだけでなく、家庭や教育の現場などいろいろな場面で、自分から相手にもう一歩近づくためのヒントがたくさん紹介されています。
目次
- はじめに
- プロローグ 田中課長の憂鬱
第1章 人を動かすアクノレッジメント
- アクノレッジメントとの出会い
- なぜアクノレッジメントか
- 根性型指導の限界
- 承認型で成果を出す「体育会」が台頭してきた
- ミドルにもシニアにもアクノレッジメントは必要
第2章 認めること、ほめること
- 本当にほめる
- スーパーアクノレッジメント、任せる
- 相手の影響力を言葉にして伝える
- 相手の存在価値を高める紹介
- 怒らずに叱る
- 自分で答えずに相手の意見を求める
- 謝ることの力
- ノーという選択権を与える
- 部下を接待する
- メールはクイックレスポンスで
- 贈り物をする
第3章 たった一言で気持ちは伝わる
- 修飾せずに観察を伝える
- 頻繁に頻繁に声をかける
- 本気のあいさつ
- 別れ際の一言
- 意志のあるあいづち
- リフレイン
- 部下に対するリフレイン
第4章 人によって接し方はさまざま
- 四つのタイプ
- コントローラーに対するアクノレッジメント
- プロモーターに対するアクノレッジメント
- サポーターに対するアクノレッジメント
- アナライザーに対するアクノレッジメント
第5章 相手にあったコミュニケーションを選ぶ
- 若い人には理由をきちんと説明する
- 新しい部下をチームに溶け込ませるには
- さりげなく女性社員をほめる
- 年上の部下との接し方
- 上司に対するアクノレッジメント
- 営業上手は「売らない」
- 子どもとうまく接するためには
- 配偶者にもアクノレッジメントが必要
第6章 アクノレッジメントで何が変わったのか
- コーチング研修
- 〈ケース1〉山中君に対する働きかけ
- 課の会議
- 〈ケース2〉岡本主任の場合
- 息子との会話
- コーチとの対話
鈴木義幸(著)
日本実業出版社