採用側の本音を知れば転職面接は9割成功する

採用側の本音を知れば転職面接は9割成功する

採用側の本音を知れば転職面接は9割成功する

小島 美津子(著)
中経出版

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本の詳細

自分と似たレベルの、似た希望傾向をもつ大勢のライバルが、同じ方法で同じ応募先を選び、リンクされた企業ホームページなど同じ情報を見て、応募書類を書き、面接応答を準備するわけです。

この点に気づき、ライバルを意識することは、どんぐりの背比べ状態になりがちな採用選考を勝ち抜くうえで意外と大切です。

面接日まで1日、半日でもあればできることは少なくありません。

自分なりに入手した情報が役立つだけでなく、「応募先企業をよく知ろう」「仕事に役立てよう」と考えて動いた ……
という事実が高い入社意欲の裏づけにもなります。

面接は口頭試問とは違います。
よどみなく答えても採用されません。
また立派な内容の回答だから採用されるわけでもありません。

面接質問の回答は、その内容が
求人企業の事情やニーズに合わなければ意味がなく、
評価の対象外となります。

面接とは求人企業と応募者がお互いのマッチングを確認する場。
自分の魅力や得意なことを好きにアピールする場ではありません。

面接担当者の多岐にわたる質問も、
その応募者が自社にマッチするかどうかを確かめるためのもの。

質問に対して「マッチします」と示せる回答こそが、
採用につながる”正しい答え”なのです。

「もし不採用だったら、どうしますか?」
「転職を決意したのは、なぜですか?」
「うちのやり方は独特ですよ、経験が役立つと思いますか?」

すべての面接質問は、選考上の意図があって聞かれています。

「そんなこと聞いてどうするの?」と思う質問や、
一見すると雑談の延長のような質問にも、
実は応募者のことを確認するための深い意味がこめられているのです。

ですから、質問への応答では、
面接担当者が自分の何を気にしているのか、
何を確認しようとしているのかという
意図とねらいを察することが重要になります。

そこがわかると、採用されるための「正しい答え」を見つけやすいからです。

本書では、転職面接における基本情報をカバーしたうえで、
面接で聞かれるさまざまな質問を提示。

「採用側が本当に知りたいこと」とは何か
をていねいに解説しています。

 
読んでおきたいコールセンター参考書面接に関する参考書

目次

基礎編 面接でチェックされるポイントが見える!

第1章 面接の目的を理解して準備をはじめよう
 中途採用では面接が重視される
 受け身の面接では転職成功はむずかしい
 失敗しない会社選びのために面接の場でマッチングを見よう
 ライバルの存在を意識して自分の”売り”を見直そう
 応募書類を見て自分のハンディをチェック
 面接の流れを把握してアピールや質問のタイミングをはかろう

コラム 面接担当者も評価ミスをする

第2章 面接の落とし穴に用心しよう
 固定観念にとらわれると判断ミスが起きやすい
 面接日の選考は「面接だけ」とは限らない
 面接ファッションは周囲の意見も聞いて危険を回避
 転職面接でのビジネスマナーは減点評価になりがち

コラム 迷いやすい面接の常識・非常識

第3章 質問のすべてに選考上の意図とねらいがある
 採用につながる”正しい答え”とは
 嫌われた応募者は採用されない
 圧迫面接のような質問はなぜ出てくるのか
 すべての質問は”3つの脈絡”から発生する

第4章 選抜のカギを握る自己PRと
   ヒューマンスキルを問う質問

 あなたの長所・短所は何ですか?
 この仕事で一番大切なのは何だと思いますか?
 ご自分なりに続けていることは励んでいることはありますか?
 これまで人間関係で何か困ったことはありますか?
 自己PRをしていただけませんか?

コラム ライバルと差がつく自己PRの直前対策

第5章 会社への適応度を確認する雇用条件や
   勤務対応の質問

 現在のお給料(年収)はどれくらいですか? 希望額がありますか?
 急な残業には対応できますか?
 地方への出張や出向に対応できますか?
 オフィスは禁煙ですが、大丈夫ですか?
 採用が決まったら、いつから出社できますか?

コラム 会社への確認質問はフライングに注意

応用編 答えに詰まる難問のねらいが見える!

第1章 あいまいさに切り込む突っ込み質問
 〇〇の資格があるのになぜこの仕事を選んだのですか?
 前の会社なら転職しなくても社内異動も可能だったのでは?
 そんな立派な実績や評価がある職場を辞める必要があるのですか?
 ブランクが長いですが、その間、何をされてきましたか?
 何回も転職を繰り返したのはなぜですか?
 なぜアルバイトや派遣ばかりを繰り返したのですか?
 「会社都合で退職」と書いてありますが何があったのですか?

第2章 疑念をあげ、弱点を突くプレッシャー質問
 うちのやり方は独特ですよ、経験が役立つと思いますか?
 うちの技術者はみんな高スキルですよ、ついてこられますか?
 当社で働くことに対してご家族の理解は得られましたか?
 お子さんが病気のときなどはどうされるのですか?
 積極的な性格はわかりましたが、
  その分、周囲とぶつかることが多いのでは?
 健康状態はもう心配ないのですか?

第3章 不採用をほのめかす揺さぶり質問
 「未経験者可」の募集でしたが、
  経験者が多いことは聞きましたか?
 もし不採用だったら、どうしますか?
 あなたには〇〇のほうが向いているのではないですか?
 あなたにとって、うちの仕事はもの足りないのでは?

第4章 正直に答えていいものか迷う難解質問
 休日は、いつも何をしていますか?
 結婚と仕事についてどう思いますか?
 あなたは年上の女性(男性)にモテるでしょう?
 お酒は飲めますか? よく飲むほうですか?
 ご両親はお元気ですか? ご兄弟はいらっしゃいますか?
 退職されて○カ月経ちますが、これまで何社受けましたか?

第5章 試されいてると感じる難問・奇問
 犬と猿を仲良くさせるには、どうしたらいいと思いますか?
 今日の新聞を読んで気になったニュースは何でしたか?
 当社の株式コードをご存じですか? 最近の株価は知っていますよね?
 このボールペンを10万円で買ってもらう方法がありますか?
 日本に〇〇はいくつあると思いますか?
 もし選ぶなら、つらくても高収入の仕事と
  低収入でも楽しい仕事のどちらですか?

 
採用側の本音を知れば転職面接は9割成功する

採用側の本音を知れば転職面接は9割成功する

小島 美津子(著)
中経出版

 
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